世界にひとつの美しい手仕事

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世の中には美しい物がたくさん有る

熟練した技術と作者の感性が統合してこそ
本当に美しい物が生まれると思う。

自分では決してしないハンドワーク
しない理由は
例え誰かに褒められても
自分で納得がいかないと全て初めからやり直す癖がある
気に入らなければ
折角作ったからとみじかに置いておきたくない性分。
やり直しは疲れるので
もうしないときっぱり諦めた

その代わり
美しいハンドワークに巡り合うと
ついつい自分の手元に置きたくなる

機械化や賃金の高騰による需要率の低下
そして、ライフスタイルの簡素化で
ヨーロッパではもうすっかり少なくなってしまった
手仕事の刺繍やレース類

ずっと以前、年齢の離れた私の姉達は
刺繍やレース編みをよくしていた
その頃の女学校の乙女達の流行りだったのだろうか?
実家には横浜の元町の近沢レースで
母が集めていた物と彼女達の作品が飾られていた。

現在の我が家には義母が嫁入りの時に持って来た
リネン類が有る
第2次大戦中の事
殆どの義母のリネンは彼女が他界した後
義父のところに来た新しい彼の妻に処分されてしまったそう
辛うじて残った幾つかは
夫の姉が所有しているが
一つだけ
夫への義母の思い出として
修理を理由にもって来たベッドリネンがある。
今ではあまり目にする事のない様な
細かく織られた上等のリネンに
義母の旧姓のイニシャルが入っている

ヨーロッパでは戦前は嫁入り道具の一つとして
イニシャルの入ったリネン類は必須だったそう。

そして、家宝の一つとして
代々受け継がれて行く

それがテーブルウエアだったり
宝石だったり
絵画や家具だったり

家族のストーリーの一つとして受け継がれて行く

そんな事を何時も考えながら
美しい物に出会ったら
受け継いでくれる子供達の事を想いながら
収集しています。
幸い、子供達もこういう考えも同じで
好みも合い、気に入ってたいせつにしてくれるよう。
母としては集め甲斐があります。

今回は刺繍の一部コレクション

南洋の果物ライチの刺繍
葉の色、カタチ、果物の熟し加減、陽のさす方向
まるで絵画の様。
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多分同じ作者
やはり、葉の色のグラデーションが美しく表現されています。
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気の遠くなる様な手仕事
刺す人の感性がここに出ている
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100%のリネンに珊瑚のテーブルセッティング
お揃いのナプキンとランチョンマット
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微妙な色のグラデーションがあります
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グレイにオレンジ系の珊瑚たちは1枚1枚が種類を変えてあります

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グレイにオレンジの色の遊び
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グレイにグレイ

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全て私にはとても大切なコレクション
其々モチーフの名前と色別にコットンのケースに入れてあります。

アッ、此れはインターネットショッピングのカタログではありません(笑)
非売品です。
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現在では殆ど発展途上国の女性たちによる手仕事になりました。
大体は植民地時代或いは以前にも
ヨーロッパの尼僧達が現地の女性たちに教授した事からはじまり
又は植民地時代にヨーロッパへ輸出する為に賃金の安い労働力で作られた事が
現在に至っている。
余談だが、雑誌などでよく目にする文句で、コロニアル様式のxxが素敵と言うのは
日本人くらいではないだろうか?コロニアル とは植民地の…を示す。
現地の人達には屈辱の言葉になる。

植民地も大分無くなった現在
女性たちの権利が未だ未だ守られていない国々では
彼女達への細やかなそれでいて大切な収入源になります。
私たちの様な先進国の者が買う事でその国の一つのハンドワークの文化も守られて行くのです。
旅行先でハンドワークのお土産を目にしたら、
ちょっとだけこんな背景を思って手に取ってみることも……。


Commented by queentomo at 2017-12-30 00:30
素晴らしいですね。
デザインもいいし、本当に手が込んでますね。
勿体無くて使えませんね〜、使ってます?
Commented by Diary-17 at 2017-12-30 01:04
> queentomoさん
こんばんは
パイナップルとライチは額に入れて飾っています。
ランチョンマットはグレイのを何度か使ってますが、洗濯する毎にグレイが少しずつ褪せる気がして、頻繁には使いません。眺めて幸せ。貧乏性
白のリネンに白の刺繍が一番安心。
Commented by Grace-K52 at 2017-12-30 08:19
先月、10数年ぶりに行ったベトナム・ハノイ。
前回には大量に刺繍のリネン類を買い込みましたけど、今回は欲しいもの無し。
いいな、と思うものは前回と同じデザイン。
フランス人がデザインしたという柄(珊瑚や紫陽花など)がまだ売られていて驚いたけど、
技術は低下したみたいでした。
老舗シルク屋さんが中国製をベトナム製と偽って販売し閉店したそうだから、刺繍も中国製かしら?
物価も10分の1から3分の1へと発展中のベトナムだから、
植民地時代の細やかな手仕事は過去の遺物になりつつあるのかも~。
私も手仕事は好きだけど苦手。なかなか完成できないタイプ。
友人の刺繍作家たち(日本刺繍と西洋刺繍)の手業と根気に頭が下がります。

Commented by gratia-lily2 at 2017-12-30 12:54
素晴らしいコレクションですね。
私も刺繍ものは大・大好きですが、刺繍であれば何でもいいというわけではもちろんなくて、
デザイン、色等々、自分なりの基準をクリアしないと買いませんが、
ヨーロッパのリネン類はその背後のストーリーも含めてやはり別格ですね。

日本刺繍にも美しいものがありますけれども。
Commented by Diary-17 at 2017-12-30 20:11
> Grace-K52さん
日本刺繍は素晴らしいですね。
遠い昔、年の離れた姉の1人が日本刺繍で有名な作家さんの所へお稽古に通っていた事を思い出しました。
絹に刺すので難しいのではなかったかと思います。
最近では着物の刺繍も中国やインドでさせているようですね。


Commented by koro49 at 2017-12-30 22:00
手仕事万歳ですね♪
こんな緻密なものは出来ないけど、好きです。
以前、お土産のポーチに、アンティークのリボンが使ってあって、どうしても裏面が見たくて解きました。
http://koro49.exblog.jp/8620565/
の記事ですが、ビックリ感動しました。
そして、擦り切れた所もあったリボンを、額装してもらい、私の宝物です。
ルネサンス時代の刺繍を見る機会があったのですが、髪の毛より細いような糸で、信じられない手仕事でした。
皆、名も無い人たちなんですね。

ファン申請ありがとうございました^^。
Commented by Diary-17 at 2017-12-31 02:15
> koro49さん
拝見しました。
気の遠くなる様な細かい仕事ですね。そしてとっても綺麗。
koroさんの手元に行き着く迄一体どんなストーリーを得て来ているのでしょう?

大切にしてくださる人の元に収まって良かったと思います。
Commented by Diary-17 at 2017-12-31 10:07
> gratia-lily2さん
同感です。日本刺繍は素晴らしいですよね。残念ながら職人さんがどんどん減っている事が気にかかりますね。
先日のlilyさんのブログのうさぎちゃんの刺繍、すごいですね〜。
此れからも作品のアップを楽しみにしています。
来年も宜しくお付き合いの程をお願い致します。。

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by Diary-17 | 2017-12-29 15:18 | 手刺繍 | Comments(8)
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