お正月はジャパネスクで

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お正月にだけ登場するのは黒漆に金蒔絵の雑煮椀
我が家のお雑煮は関東式
たっぷり頂きたいので直径13cm
外側は質素に黒
蓋をあけると
眩しい程の金の兎が
元気に金の波間を超えて
飛び出して来る

日本の漆の技術と質は世界一だと思う
軽くて頑丈そして美しい手仕事
特に金蒔絵
国産の本漆も貴重な昨今
金蒔絵に必要な毛筆を作るための動物の毛が手に入らないそう
昔から重宝されていたのは琵琶湖付近だけに存在する
鼠の体毛
しかし工業化で汚染が進み付近に生息していた動物達は
もう殆ど生きていないと言う
そして伝統工芸であるにもかかわらず、
腕の立つ絵師が育っていないのは
需要が落ちている事

昔の様に自由で伸び伸びそして生き生きした作風の蒔絵は
最近の物には見渡らない
殆どが模写に頼っている事
簡略化された図柄が目につく昨今


この二つの椀は骨董店で見つけた
生憎、写真では分かり難いが金をタップリ使っていて
膨らみがある
特に兎が自由に海原を跳ねている絵が気に入っている
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別の椀は大根を齧る鼠達
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金が眩しい琳派の小鉢は
深川製磁社製
お料理が乗っている間は只の金の角の小鉢だが
食べ終わると
小鉢の底の琳派の絵が現れる遊びが好き
純白の洋食器と合わせてテーブルコーディネートも中々面白い

深めの鉢の底に絵付けすことは簡単ではない。
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我家は完全なる和洋折衷だ
食器類や漆器類、日本製以外のアジア産が存在しないのは
自分のルーツを大切にしたいから
日本文化は何処のアジアと比べても品質に優れ美しいから
徹底して日本に拘る。
そして、その事を最も理解してくれているのは主人であり、この様な環境下で育った子供達でもあります。





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Commented by mary_snowflake at 2018-01-03 08:58
Diaryさん、明けましておめでとうございます。
昨年は Diaryさんのブログに出会い幸運でした。お目にかけていただきまして 嬉しく思います。今年も さらに 素敵な情報、思いを共有させていただける機会が持てるよう願っております。

素晴らしい金蒔絵であり、雑煮椀ですね!
私も 金蒔絵が 大好きです。
漆や塗り、そこにある日本の伝統美や 様々な技術や歴史は 日本が誇れるものと思っています。
使っていく月日によって また美しく変わっていく様も楽しいです。
昨年母から譲り受けたものも これから大切に使っていきたいと思っています。それらを
子ども達に また伝えたいと願っています。
深川製磁の器も素敵ですね。私も 大好きです。
こんな思いを共有させていただき、本当に嬉しく思います。これからも色々と教えてください。Diaryさんの素敵なブログ、楽しみにしています。
Commented by Diary-17 at 2018-01-03 14:57
> mary_snowflakeさん
明けましておめでとうございます。
新年早々Mary snow flakeさんの美しい画像とお暮らしぶりを拝見してため息をついていたところです。家族を思いやり丁寧で美しい暮らしを心掛ける、なかなか出来そうで出来ない事です。
私も、失われつつ有る日本の伝統美を微力ながらも意識して生活に取り込んで行きたいと常に思います。
深川製磁の醤油差しで大変気に入っているものがあります。
これに出逢う迄は納得のいく物が見つからず、中途半端な物を間に合わせで使いたく無かったので頑固に醤油差しなしの生活をしていた事があります。
(笑、頑固すぎますか?)

Commented by kira-kira60-100up at 2018-01-03 15:57
12月にブログを始め、はじめて出会えたのがDiary-17さん。
とても素敵なブログで釘付けです。色んな知識も深まり、毎日楽しみにしております。

お洋服コーデも素敵✨
私はマーガレットハウエルが好きなのでラインは全く違いますが興味深く読ませて頂いております。

これからも色んなお話楽しみにしていますね。
Commented by queentomo at 2018-01-03 16:16
いいですね、波ウサギも大根とネズミも、金色の小鉢も私の好きなものばかり。
↓の等伯のぶら下がったお猿、友人のアメリカ人の床の間にダンボールに模写したのが飾ってあって
素敵でした、構図がいいので段ボールだったけど良かったw。
Commented by Diary-17 at 2018-01-03 22:39
> kira-kira60-100upさん
こんにちは。
イイネを沢山頂きましておれを申し上げます。
kira -kiraさんもブログを始められたばかりなのですネ。
私も明日で丁度2ヶ月です。未だ未だ慣れず写真もピンボケ、深夜に更新しているので眠くて
文章も寝ぼけている…そんなブログでこんなに褒めて頂けるなんて夢でも見ているのだろうか?と錯覚してしまいます。未だ未だ手探り状態ですが、こうしてイイネやコメントを頂ける事が励みになります。お互いブログは新米ですが、あゝ続けて良かったと思えるように楽しくお付き合いが出来たら良いですね。
此れからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
Commented by Diary-17 at 2018-01-03 23:03
> queentomoさん
私は忘れていませんよ〜、queentomo さんが何時ぞやコメントで触れていらした波ウサギの刺繍のバッグ。(๑・̑◡・̑๑) 楽しみにしていますよ〜。
金色小鉢は内側だけが金で外側は白磁なのでお気に入りなのです。秀吉だったら外も金でしょうね(笑。
ダンボールに等伯、発想が面白いですね。しかし誰が一体ダンボールに模写する事を考えたのでしょう。彼の時代にダンボールが存在していたらキット等伯もしていたかも知れません。
若い頃知り合いのカップルで御主人が画家で、その頃よくダンボールを使って絵を描いたり、ダンボールをそざいとして額を作っていました。当時は面白い発想だと思いましたが今ではダンボールを使った住宅や家具まで出現して、今思うと彼は先見が有ったのでしょう。
Commented by gallery-asaba at 2018-01-04 00:11
明けましておめでとうございます。

素敵な塗椀ですね!
やはり古いものの意匠は素晴らしいですね。
今では途絶えてしまった技術や、原料が手に入らなかったりで
本当に惜しいことだと思います。

中でも兎はとても人気があり、中々数が少ないですものね。

Diaryさんの色々なジャンルにおける美意識の高さに、
いつも感嘆すると共にお勉強させて頂いております。

これからもどうぞ宜しくお願い致しますね。
Commented by Diary-17 at 2018-01-04 01:25
> gallery-asabaさん
コメントを頂きましてありがとうございます。
プロの方にお褒め頂き、大変恐縮です。私は黒に金蒔絵の漆器が大好きなんですよ。特に古い作品に心を強く奪われます。ヨーロッパの家庭はセントラルヒーティングなので家の中が乾燥するので引っ越しの時は沢山の友人知人に割れるわよと、脅かされましたが、お陰様で問題なく使っています。
美術館に有る様なものでは有りませんが私にはとても大切な我が家だけで通用する美術品です。
浅羽さんには教えていただく事がこれから先、沢山有ると思います。
此れからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
Commented by Grace-K52 at 2018-01-04 13:23
素晴らしい金蒔絵ですね。
「竹生島」と「大根鼠」の文様、私も大好きです。
「竹生島」は着物や帛紗などにも描かれますし、
「大根鼠」は江戸期の染付の七寸皿をセットで持っています。

金蒔絵、もとい漆器は大好きで、お膳からお皿、お椀までいろいろ集めました。
輪島より京都のほうが華やかでちょっとお安いものが多いようで、
仕事で京都に行くたびにお気に入りの骨董屋さんで集めたものです。
お茶事では利休さんお好みのものを使うので、出番が少ないのが残念です。
Commented by Diary-17 at 2018-01-04 22:32
> Grace-K52さん
縁起物とは存じていましたが、波うさぎは竹生島と言うのですね。勉強になりました。
有り難うございます。
金蒔絵の漆器、やはりgraceさんもお好きなのですね。そうですね、輪島は漆の技法が勝っているよう、蒔絵の図案や作風が京都は公家文化だからでしょうか?雅さが好きです。

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by Diary-17 | 2018-01-03 08:25 | お正月 | Trackback | Comments(10)

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