ジベルニー村のモネの食卓から

10日ほど前
私のブログのタイトル
「茄子のコルドンブルー」にて
流木さんから勿体無いコメントを戴きました
それは
私の拙い料理と「モネの食卓」を
重ねてイメージしてくださったとのコメントでした

モネの食卓という本はフランスの名著と呼ばれる
レシピ本ですが
私は不案内でしたので
流木さんのコメントをいただいてから興味を持って
早速
検索して取り寄せてみました
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モネの家から見つかったお料理のメモを
ジュエル・ロブションが再現したレシピと写真

100年程前のレシピです
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今では四季を通じて
温室栽培や地球の裏側から空輸できるので
果物や野菜などの季節感は薄らぎがち
グローバル化等の言葉が存在しない時代は
誰でもその気候や季節に合う食材を食すこと以外に
道はありませんでした

ほんの少し前まで
ヨーロッパの食生活は
季節の収穫に頼っていたのです

秋になると
果物や野菜は
どの家庭でも
長期保存ができる様に調理され
長く閉ざされた冬に備えました

しかし
それはそれで
季節毎の味覚を味わう楽しみがありました

特に長く暗い冬の終わり
自然界が冬眠から目覚め
庭のあちら此方から
緑の芽が吹き出し始め
春の訪れを感じた瞬間は
この上無い
大きな喜びがあります

モネの食卓にも
季節の恵みを生かした
気取りの無い料理が並びます
昨年訪れたジベルニー村にあるモネの住まいと広大な庭
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整備された宮廷の庭園とはかけ離れていて
植物達がのびのびと幸せそうに群生していました
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家に入り
ダイニングキッチンへ向かうと
見事な数の銅のお鍋やフライパンが
目を惹きます
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壁には
沢山の浮世絵が壁に掛けられていまました

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食器類もジャパネスクで統一されていたのが印象的です

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食器の一部はクレイユモントローのジャポンシリーズ
我が家にも一部同じ物があります

折角、同じお皿もある事ですし
流木さんのお陰で
モネの食卓について知る事ができたので

モネに招待された気分になって
想像の世界に浸るのも又楽しいのでは?

先ずは
日曜日の午後のお茶時間
季節の無花果でタルトを焼いたので
ちょっとだけモネのテーブルを意識してみました
ジベルニー村のモネの食卓から_f0380954_00265339.jpeg
ゆったりと流れる時間の中で
モネが家族や友人達と過ごした食卓を
空想してみるのも又楽しい
流木さん、扉を開いてくださってありがとうございました


 





ブログテーマ:我が家のガーデニング・家庭菜園
Commented by ryuboku3 at 2024-09-02 20:22
何と言う光栄なお言葉でしょう!
ジベルニーの食卓、の一冊を日本人シェフが監修した本があることまでは見つけたのですが、未だに検索してくださっている図書館からの返事待ちです。(人生の店仕舞い期を迎え、余り本を増やすまい、と思いまして)

Diaryさんの先日の即興性溢れたお料理で、私もたくさんの心が動かされています。そして、正に今日、いつも利用していたイタリア系のパン屋さんで『チャバッタパン』を見かけたばかりです。時々自分一人の為に求めていた平たいパンでした。

モネのメニュー本を愛読なさっていたLAの大学教授(素晴らしい日本女性)が半割りにした茄子に詰め物をしてパン粉で覆ったオーブン料理をご馳走してくださいました。
ずーっとmentorとして私を支えてくださった方とDiaryさんが重なり、私の『モネの料理』熱が再燃しています。

お取り寄せなさった美しいコルドンブルー色の御本をご紹介くださいまして、本当にありがとうございます。
・・やはり私も(中古ではありますが)気になった一冊を取り寄せることにいたします。

実際にお訪ねになった美しいモネのお宅とお庭を見せてくださいまして、ありがとうございます。
何度も何度も眺めては、想いを馳せております。
ジベルニーの庭に、、、未だ見ぬDiaryさんの優しい笑顔に、、。
Commented by Diary-17 at 2024-09-02 22:22
> ryuboku3さん
コメントありがとうございます😊
後に気がついたのですが日本的に表現すると「茄子のチーズ挟み揚げ」となりますネ。
コルドンブルーは咄嗟に浮かんで名付けたのですが、ちょっと格好を付けているみたいに聞こえましたね。娘曰く、モッツァレラチーズを挟んだものがイタリア料理にあるそうです。モッツァレラと沢山のバジルの葉を挟んでも美味しいかしら?なんて想像を広げていくのは好きです。
偶に広げ過ぎて息子に❌をもらいます。

日本語版は私が見たのはとても高くて驚きました。モネの日本での人気が判ります。
Amazonで検索したら中古の;本でフランス語は7ユーロでした。縮小版で字がローガンズには読み取り難いのと大きなサイズでの違いが知りたかったので読み比べてみようとイギリスの古本屋さんのサイトから、これもとても安かったので取り寄せ先程届きました。此方は字が大きくて読みやすいです。モネの当時の写真などが縮小版より多いだけでレシピは同じと思います。
随分と以前に出版されたのですね。ジベルニーには売店も有り、きっとそこで売っていたかもしれませんが、全く気付かず⋯。こうして流木さんに扉を開いていただき、恐れ多くもモネと私の料理を重ねてくださった事にとても感謝しています。ありがとうございます♪
Commented by koro49 at 2024-09-03 20:39
「モネの食卓」という本があるのですね。
図書館探してみます^^。

そして記事のダイアリーさんの
>ほんの少し前まで
ヨーロッパの食生活は
季節の収穫に頼っていたのです

から

特に長く暗い冬の終わり
自然界が冬眠から目覚め
>庭のあちら此方から
緑の芽が吹き出し始め
春の訪れを感じた瞬間は
この上無い
大きな喜びがあります

この部分まで、すごく共感しています。
これはヨーロッパだけの事ではないですもんね。
世界中、どこもそうだった。
今は欲しいと思ったら、いつでもどこでも何でも手に入るようになった反面、不便だった頃、不便なりの中で見付けるものの喜びは格別だったはず。
そんなことも大切にして行きたいと思います。

ジベルニーの写真、ありがとうございます。
いつか娘と訪れるのが夢だったけど、同じ場所(緑の窓の扉?)から顔を出した娘の写真や、同じ室内を撮った写真をもらったので良しとしました。
そして、ダイアリーさんと同じ目線の写真もあったので、嬉しいです。
ありがとうございました♪
Commented by Diary-17 at 2024-09-04 15:46
> koro49さん
コメントありがとうございます😊
そして共感して下さってとても嬉しいです。以前、東欧に数年住んだ事がありました。
共産主義が崩壊して数年後だったので物資の流通は未だ遅れていましたから西欧から比べると
買えない物も多かったのですが、その国で生活している人々の知恵や習慣を教えて頂き、今まで当たり前だった価値観を見直す事を学びました。koroさんの仰る通り、些細な物や事でも得た時の喜びとその感情を大切にしたいと思います。その時の喜はどんな高価なものにも優りますね。

モネも時にはパリ迄出向いて仕事の合間にお気に入りのレストランや村では手に入りにくい食材を調達していた様です。そんな彼の様子もレシピだけで無く書かれている事も興味深いです。
是非、探してみてください。きっとkoroさん、お好きだと思います。
まだまだ、お元気なのですから諦めずにジベルニーを訪れる事実現してください。
ポルトガルで偶然出会った日本人の女性2人連れは決してお若く無くておひとりは足が少々不自由で杖で歩かれていました。それでも、ゆっくり楽しく旅行されている様でした。
私も歳を取ることへの勇気みたいな物をいただきました。


Commented at 2024-09-23 12:10
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by Diary-17 | 2024-09-02 08:37 | My garden diaries | Comments(5)

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